トヨカツ−クルマを知らずにトヨタを語るな?!


今日のアプリアイデアは「トヨカツ」です。
このアプリは一言で言うと「就活生の役に立ち、トヨタの会社概要やクルマの楽しさも知ってもらうユーティリティ+エンタメ系アプリ」。


トヨタ×シューカツで、トヨカツ。「勝つ」の語感もあって、いい感じです(笑)。
スケジュール管理やマナーブック、一般常識問題集やSPI問題集、身だしなみチェック、メモ帳などの就活ユーティリティ機能に加え、


トヨタ(とトヨタグループ企業)の会社概要&クイズ
トヨタ(とトヨタグループ企業)の会社説明会予約
トヨタ(とトヨタグループ企業)の最新情報配信
トヨタ模擬面接
トヨタ車の試乗促進(後述)
クルマゲーム
トヨカツ仲間コミュニティ
トヨタ(とトヨタグループ企業)採用ページとの連動
SNStwitterとの連動



などなど、トヨタやクルマの楽しさを知ってもらい、それを公開/共有するような要素を盛り込みます。


トヨタを知る、あるいはクルマ(の楽しさ)を知ることに最も貪欲になってくれる"若者"って誰だろう?と考えたとき、就活生が浮かびました。
彼ら/彼女らは「私は御社を第一に志望しております。なぜなら○○○○」、「私の強みである※※能力や◆◆という資格は、御社で存分に生かせると思います。なぜなら○○○○」などの○○○○を切に追い求め、片っ端からあらゆる業界100社以上にエントリーしたり、会社説明会やOB訪問でスケジュールが埋まったりするのです。

リーマンショックにはじまり、直近では東北大震災の影響もあってますます就職難が深刻化していますが、そんなときだからこそ学生はアンテナを高くし、ネットワークを張り巡らせ、トヨタやクルマ(クルマ業界)についてももっと知りたいと渇望しているはず。
そのような時期に(最終的にトヨタに就職しないにせよ)トヨタトヨタ車、クルマの楽しさについてアプリを通して知ってもらうことは、将来の見込み客への大きなアピールにもなるのではないかと思います。


トヨタとしても、学歴や能力が高かったり企業概要や事業内容に詳しいだけでなく、(最低1回であっても)トヨタ車に乗ったことがあったり、欲を言えばトヨタ車ファンの学生に志望して欲しいのが本音でしょう。
雇用のミスマッチはお互い避けたい。


そんな背景の中、このアプリを通して
トヨタやクルマのことをもっと知りたい就活生
・自社の事業や製品、クルマの楽しさをもっと知ってほしいトヨタ
・若者に来てほしいトヨタディーラー(レンタカーやカーシェアリング含む)


それぞれのニーズを満たすことを目指します。



※ちなみに「模擬面接」に関しては、なんとホンダが「面トレ」というアプリを提供しています(今見つけた・・・詳しくはhttp://web.meet-i.com/news/?p=29338)!
いいですねー・・・前もお話したとおり、リーダーたるトヨタは同質化戦略(模擬面接以外の機能もテンコ盛りのアプリで)で競合を叩くのです(笑)。
それにしても、mixiでのアプリ展開やこの面トレなど、やはりホンダは先手を打ってる感がむんむんしますね。



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では、「トヨカツ」をどうやって"アウォードでウケるアプリ"にするか?
ウケるアプリのポイント①〜⑤に当てはめて考えてみると・・・



①(最近いろいろなものから離れつつある)若者をターゲットにし

・シューカツ生=(基本的に)若者です
・大学3年生(高校3年生や大学院2年生なども含む)のみではなく、広く学生全体にユーザーになってもらう(シューカツで苦労した4年生が、後輩に「おまえもやっとけ・・・」とオススメするという強力な口コミを狙う)



②(可能な限り)後援企業のプラットフォーム上で動く/バッチリハマるかたちで
③人と人がコミュニケーションしながらクルマの楽しさを再発見し
 


米国でのLinkedinの例や、国内のリクナビfacebookの提携にもみられるように、SNSとシューカツ(あるいはキャリアメイクそのもの)はますます密接な関係を持つようになっており、今後もその流れは加速すると思われる
トヨタ志望の就活生に、ディーラーやレンタカーなどでトヨタ車に実際に触れてもらう(乗って、走ってもらう)機会を作る(仕組みは後述)
・試乗の際はユーザー同士でチームを組ませ、アプリ上、SNS上での事後コミュニケーションを促進する
・ユーザー同士のコミュニティを用意する(トヨタ志望者には積極的な情報発信、交流をするインセンティブを与える)
・アプリのマイページで自分のお気に入りのトヨタ車をアバターとして設定してもらう(もつ楽しさ/えらぶ楽しさ)
twitterと連動させる(アプリ上での発言をつぶやきとして投稿)
・クルマゲームも付随させ、クルマの楽しさを疑似体験してもらう(内容については、「みんなでドライブ」や「TOYOTA ドリームデザイナー」など他のアイデアの応用や、レースゲームなど。簡易的なものでよい)



④リアルでの購買行動につながるような

・(主に)20代前半の就活生に、トヨタについて知り、トヨタ車に触れてもらうことで、将来的な見込み客となってもらう



⑤ビジネスモデルを兼ね備えた

トヨタ車に乗って、トヨタに入社しよう!」キャンペーンを実施(広告モデル/マッチングモデル)
↑"受験者の方に、トヨタトヨタ車についてもっと知ってほしい"という触れ込みで/アプリ経由でディーラーやトヨタレンタカーでの試乗につなげる(無料or格安)。
理想としては、クルマは新型プリウス/ディーラーマン1人に対し、ユーザーである就活生3〜4人で同乗(先述のように、そのメンバーは試乗終了後もアプリやSNS上でコミュニケーションをとってもらう仕掛けを用意)。
試乗すると、アプリ上のステータスが変わり、感想をつぶやけるようになる。
エントリーシートに「トヨタ車に乗ってどう思いましたか。今後のクルマ作りはどうあるべきだと考えましたか。」云々の項目を入れて、受験には試乗が必須、もしくは試乗経験が選考上有利に働くような仕組みにしたい。
現場のオペレーションの混乱は、完全事前予約制にすることで回避(将来の見込み客の獲得や営業マンのスキルアップ、モチベーションアップなど、ディーラーにも積極的に取り組む理由はある)。

トヨタ車のよさをアプリ上、ネット上でつぶやくインセンティブをユーザーである就活生に与える(広告モデル)
↑"受験者の方の生の声、聞かせてください"という触れ込みで、アプリ上につぶやき欄を設け、twitterなどとも連動させる。
採用担当も細かくコメントをしたりして、「見てますよ」アピール。
真剣な受験者はアピールの場として多くのつぶやきをするため、結果として口コミによる広告効果もねらえる。
・有料でユーティリティ機能の補強が出来る(課金モデル)
トヨタのディーラーイベントと連動させる(マッチングモデル)



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アプリを使って、トヨタを志望する学生とトヨタディーラーやトヨタ車を結びつけ、結果として学生とトヨタとのマッチングも図る。
今までのアプリアイデアとはだいぶ毛色が違いますが、このアイデアも「若者にクルマの楽しさ、おもしろさを知ってもらう」というアウォードの趣旨に思いっきり合致し、かつユーザーの積極的な関与を期待できる(繰り返しますが、今の就活生は必死です)。

厳しい就職戦線に立ち精神的に参っている時期に、試乗を通してディーラーマンからトヨタ車の良さを教えてもらったり、面接のコツを聞いたりする。
あるいは、優しい言葉をかけてもらうだけでもいい。
そんな経験があったら、いずれマイカーを購入する際にトヨタ車を検討しないわけにはいかない(笑)。


文章にするとものすごく打算的な感じがしてしまいますが、そういった仕組みを用意すれば学生もトヨタもハッピーになれるのではないか。
そんな気が、とてもします。



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・まとめ(初めての方や過去記事を参照したい方はコチラ)

http://d.hatena.ne.jp/toyota_social/20110402/1301696669



TOYOTA SOCIAL APP AWARD最優秀賞で東北復興に50万円寄付!

http://justgiving.jp/c/3226


TOYOTA SOCIAL APP AWARDに挑む僕の本棚−参考文献リスト

http://booklog.jp/users/toyotasocial