トヨタカメラ−カメラでクルマの、キモチがワカル
このアプリは一言で言うと「クルマの気持ちがわかるカメラ」。
人気/定番アプリ「セカイカメラ」(http://sekaicamera.com/)のオマージュである「トヨタカメラ」という名前から容易に連想される(されないですね)とおり、AR(仮想現実)を活用してクルマのコトバがわかるというもの。
ユーザーがスマホ上の「トヨタカメラ」で愛車を撮影すると、写真に噴出しでクルマのキモチやメッセージが現れる。
言い換えると、トヨタカメラを愛車にかざすとクルマにタグづけられたメッセ−ジ(車種や位置情報、天気、最新ニュース、時間、季節など応じたもの)が浮かんでくるという仕組み。
自分のアバターや各種キャラクターなども一緒に写真上に現れたら、より楽しいです。
たとえば
このクルマをトヨタカメラで撮影すると、
↓こんな感じで映る仕組み
メッセージの更新は一日一回程度に留め、「毎日1枚愛車の写真を撮る」ことを習慣にしてもらいます。
撮影した"メッセージ付き写真"は「絵日記」として毎回アプリ上に保存・更新され、他人にも公開できるようにする。
スマホとPCを連動させて、絵日記の母艦はPCにするのがベターでしょう(オープン性を高めるために、SNS上ではなく日記用の特設HPを用意するほうがいいかも)。
ユーザーは毎日写真を撮り、バーチャルなコミュニケーションをすることでクルマへの愛着が高まる。
その写真は自動で絵日記上に蓄積され、他人に公開したり、SNSのプロフィール写真にしたり、ブログパーツにしたりできる。
その結果としてネット上に多くのトヨタ車写真が投稿されることになり、人の目に触れる機会が増え、「どうせクルマを買うなら、スマホで遊べるトヨタ車にしよう」と思ってもらったりする。
・・・そんなねらいがこのアプリにはあります。
※ネットでの公開を前提としているので、ナンバープレートは自動でぼかしたりする機能が必要ですね。
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では、「トヨタカメラ」をどうやって"アウォードでウケるアプリ"にするか?
ウケるアプリのポイント①〜⑤に当てはめて考えてみると・・・
①(最近いろいろなものから離れつつある)若者をターゲットにし
・若者にウケるメッセージやキャラクターを用意する(後述するように、例えば若者の人気スポットについてのお得情報をつぶやいてきたり、人気アニメのキャラが現れたり)
②(可能な限り)後援企業のプラットフォーム上で動く/バッチリハマるかたちで
③人と人がコミュニケーションしながらクルマの楽しさを再発見し
・写真や絵日記はSNS上の友人、あるいは全体への公開を前提とする
・トヨタディーラーの展示車に関しては「一日一回」や「自分の車に限る」という制限をはずし、来店→写真撮影(たくさん)→ネットでの公開を促す(アプリユーザーのみが知ることの出来るオトク情報などが現れても面白い/えらぶ楽しさ)
・毎日の写真撮影や擬似コミュニケーションを通じて、ユーザーの所有感を高める(もつ楽しさ)
・トヨタ車、あるいは自分の車を自動認識させ、他メーカーや他人の車には反応しない(もつ楽しさ+プライバシー対策)
・位置情報と連動し、旅先などではそれに応じたメッセージが表示されるようにする(でかける楽しさ)
・トヨタカメラユーザー同士の車を一緒に撮影すると、クルマ同士が仲良くコミュニケーションをしている写真になる(つながる楽しさ)
・twitterと連動させる(写真上のメッセージをつぶやきとして投稿)
④リアルでの購買行動につながるような
・上記の仕組みでディーラーへの来店を促す
・ディーラーのセール情報やクーポン情報などをクルマにつぶやかせる
⑤ビジネスモデルを兼ね備えた
・「トヨタ車ならスマホで愛車と会話できる!」キャンペーンを展開する
・トヨタに関するニュースや近所のディーラー情報をつぶやかせる(広告モデル)
・位置情報や車種などに連動した広告をメッセージとして表示させる(例えば近所のオートバックスからセール情報掲載の依頼があったら「オートバックス○○店でセールやってるよー。もうすぐ梅雨だしガラスコーティングで雨はじこうよー」などとつぶやかせる←商業的過ぎる(笑)/広告モデル・マッチングモデル)
・ユーザーが投稿した写真を集めて『みんなのトヨタ写真日記』としてコンテンツ化する(本にしたり、広告素材にしたり/二次利用モデル)
・有料でフレームやキャラクターの購入が出来る(課金モデル)
・トヨタのディーラーイベントと連動させる(マッチングモデル)
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はじめてセカイカメラや拡張現実の仕組みを知ったとき、多くの人が感動したはず。
その感動、あるいはスマホならではの先端技術に、クルマの楽しさとソーシャル性を加えたのがトヨタカメラです。
仮にアクティブユーザーを10万人獲得できたら、毎日トヨタ車の写真が10万枚以上ネット上に投稿される。
・・・これ、すごくないですか(笑)?
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・まとめ(初めての方や過去記事を参照したい方はコチラ)
http://d.hatena.ne.jp/toyota_social/20110402/1301696669
・TOYOTA SOCIAL APP AWARD最優秀賞で東北復興に50万円寄付!
・TOYOTA SOCIAL APP AWARDに挑む僕の本棚−参考文献リスト