つぶやきドライバー(tweet driver)−つぶやきが、加速する。



今日のアプリアイデアは「つぶやきドライバー」です。
このアプリは一言で言うと「ツイッター連動型レース/ドライブゲーム」。

ユーザーのその日一日分のつぶやきの内容(twitterと連携しているSNSであればそのつぶやきを取り込み、連携していなければSNS内のミニブログ的な機能を活用)を解析し、コースやクルマなどを自動生成して、それらを使ってレース(競争相手は基本CPUですが、友達と対戦も出来るようにしたい)やドライブをするという内容。

僕が中学生くらいの頃『モンスターファーム』というゲームが流行りましたが、こちらは音楽CDをプレイステーションに読み取らせてモンスターを生み出すという仕組みでした(バーコードを読み取って戦うバーコードバトラーってのもあったな・・・)。
あるいは既存のiPhoneアプリなどでも、iTunesで再生した曲に連動してゲームの内容が変化するといったものが散見されます。
そのtwitter×クルマ版が、「つぶやきドライバー」です。


自分のつぶやきだけでなく、フォローしている人のツイートも含めてもいい。
「今日のガチャピン



っていうつぶやき、めっちゃキツイヘアピンカーブになったんだけど(笑)!」みたいな感じ。

ちなみにガチャピンtwitterのフォロワー数日本一らしいです。

http://twitter.com/gachapinblog




毎日コースが変われば飽きずに遊べますし、twitterでつぶやくのも一層楽しくなるでしょう

ちなみに「つぶやきドライバー」という名前には"つぶやきに連動して自動生成されるコースを走るドライバー"という意味と、"このアプリで遊ぶことによってtwitterを使う頻度や楽しさを増幅する(ドライブする:促進する)"という意味を込めています。


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では、「つぶやきドライバー」をどうやって"アウォードでウケるアプリ"にするか?
ウケるアプリのポイント①〜⑤に当てはめて考えてみると・・・


①(最近いろいろなものから離れつつある)若者をターゲットにし
twitterはモロに若者文化。後述するように、「つぶやきドライバー」についてのツイートを促す仕組みを作って、バイラル(口コミ)効果も狙います。



②(可能な限り)後援企業のプラットフォーム上で動く/バッチリハマるかたちで
mixiGREEtwitterと連携しているので、ハマりやすいです



③人と人がコミュニケーションしながらクルマの楽しさを再発見し 
・新車種発売時にその名前をつぶやくと、アプリ上でそのクルマが現れたり、ポイントがもらえる
・クルマやトヨタ、あるいは「つぶやきドライバー」についてつぶやくと、速いクルマや特別なコースが生成されたり、ポイントがもらえたりする
トヨタtwitter公式アカウントや他メーカー、あるいはF1レーサーなどなど、クルマ関係のtwitterをフォローすると、速いクルマやおもしろいコースが生成されたり、ポイントがもらえたりする
・「熱海の温泉旅館に宿泊中なう」などと地名をつぶやくと、クルマやコースがそれにちなんだものになる(コース脇でサルが温泉に入っていたり、雪国にいるのであればクルマがスタッドレス付の四駆になったり。GPSの位置情報に連動させてもいい)
・気になっている車種名をつぶやくと、そのクルマがアプリ上で登場する
・自動生成されたコースをSNS上の友達に公開して、レースが出来る
SNS上の友達のコースと自分のコースを組み合わせることが出来る



④リアルでの購買行動につながるような

GPSを活用し、トヨタのディーラーやイベント会場などでつぶやくと、ポイントやアイテムなどがもらえる
・近所のトヨタディーラーのtwitterをフォローしたりリツイートすると、ポイントやアイテムなどがもらえる



⑤ビジネスモデルを兼ね備えた
・上記のような仕組みで、トヨタの新車やサービスなどに関するツイートを促し、口コミの伝播を狙う(広告モデル)
・他の自動車関連企業(部品メーカーや石油会社など)と連携する・・・ブリヂストンが新型タイヤを売り出すときは、その商品名をつぶやくことで特典がゲットできたり(マッチングモデル/広告モデル)
・ユーザーのつぶやきの内容に基づいた広告やメッセージをアプリ上に表示する・・・FT-86について多くつぶやいている人には、「FT-86コンセプトがジュネーブショーで展示」というニュースへのリンクを貼ったり、発売時期や価格が決まり次第伝えたり(広告モデル)
・有料アイテムでコースの生成や、クルマ、アイテム、ガソリンの購入が出来る(課金モデル)
トヨタのディーラーイベントと連動させる(マッチングモデル)



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ユーザーはクルマアプリを楽しむ一方でtwitterを今まで以上に活用したくなるし、トヨタをはじめとする企業側も強力な広告効果が期待できる
コレはかなりイケそうです。
絶対おもしろい。
twitterとの連携」という仕組みは、その他のアイデアにも是非応用しましょう。

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・まとめ(初めての方や過去記事を参照したい方はコチラ)

http://d.hatena.ne.jp/toyota_social/20110326



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http://justgiving.jp/c/3226