みんなでドライブ−みんなで、バーチャルで、ドライブしよう!
今日のアプリアイデアは「みんなでドライブ」です。
このアプリは一言で言うとバーチャルドライブゲーム。
「走る楽しさ」のマトリックス上に「Google mapでドライブ」、「Google earthでドライブ」などと曖昧なことを書いていましたが、その具体化です。
せっかくWeb上にリアルな地図やストリートビューがあるのだから、それを活用しない手はない(今回は特に俯瞰のGoogle mapの活用を想定しています)。
・・・同じようなアプリやゲームが無いかと探してみると、やっぱりありました。
ヤマハ発動機の「アース・ツーリング・ゲーム」です。
http://www.yamaha-motor.co.jp/entertainment/earthtouring/
こちらはキーボードでバイクを操作し、Google map上を走るという内容。
「Google mapでドライブ」というアイデアの種そのまんまですね(笑)。
是非やってみてほしいのですが、このアース・ツーリング・ゲーム、非常にもったいない気がします。
着眼点は大いにおもしろいのですが、少々アイデア倒れしているというか。
ベータ版とはいえ、もうちょっとクオリティを上げればいいのに・・・メーターつけたりエンジン音リアルにしたり、コースを設定してタイムトライアルをしたり。
ただ、ヤマハの試みによってGoogle mapをゲームに活用できるという点は裏付けられましたね。
また、ただ走るのではなく、何かゲーム性をもたせないと面白くないというのも立証されている気がします(笑)。
「みんなでドライブ」では、例えば目的地まで最短距離で行く(ちゃんと道路を通って。後述するようにコースを限定すれば、道路しか走れないような仕様にできるのではないかと思います)ことを競ったり、レースをしたり、あるいはmap上に他の車を走らせたり人を歩かせたりしたい(人を轢いたらゲームオーバーです。現実と同じレベルのシビアさで安全運転を求めることは、ゲーム上では新鮮な気がしますね)。
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では、「みんなでドライブ」をどうやって"アウォードでウケるアプリ"にするか?
ウケるアプリのポイント①〜⑤に当てはめて考えてみると・・・
①(最近いろいろなものから離れつつある)若者をターゲットにし
・若者になじみのある土地やスポットをコースに設定する(Google map全てをコースにする必要はないと思います。例えば、渋谷や新宿、あるいは富士山、箱根や伊豆などなど、普段よく行ったり、ドライブコースとして定番の場所のみに限定し、その代わりクオリティを上げればいい)
②(可能な限り)後援企業のプラットフォーム上で動く/バッチリハマるかたちで
③人と人がコミュニケーションしながらクルマの楽しさを再発見し
・同じ時間にログインしているユーザーが同じmap上に存在し、レースやツーリング、コミュニケーションができる(アメーバピグのイメージに近い)。
・SNS上の友達と一緒にドライブできる(パッセンジャーである友達は「みんなでドライブ」にログインしてさえいれば、日記を書いていようが他のゲームをプレイしていようが自由。リアルのドライブでも、運転手以外は寝たり窓の外を見たりテレビを見たり、自由気ままです。気が向いたら運転手に声をかけてあげてください(笑))
・map上で走らせる車を複数から選択したり、カスタムできる(燃費や加速、エンジン音なども忠実に再現)
・サーキットに行くとレースイベントが発生(一般道路で速度を出しすぎるとペナルティが出るようにし、全開走行はサーキットに限定)
・リアルタイムと連動させる(昼夜の違いや、ウィークデイ/ウィークエンドのちがい)
・友達を誘うインセンティブを用意する(新しいmapをゲットするためのポイントが貰えたり)
・SNS上の友達との協力や競争の要素を組み込む
④リアルでの購買行動につながるような
・map上のトヨタディーラーに行くとイベントが発生したりポイントをプレゼントする(場所を覚えてもらう)
・車検やメンテナンス、パーツ交換や新車販売時に、ゲームで使えるポイントやアイテムをプレゼントする
・リアルのディーラーやイベントなどへの来場者に、ポイントやアイテムをプレゼントする
・ゲームの成績優秀者に、トヨタディーラーで使えるクーポンやトヨタレンタカーの無料券などをプレゼントする
⑤ビジネスモデルを兼ね備えた
・コース上に広告を設置する(広告モデル・・・例えばmap上で渋谷の109の建物に近づくと109のHPへのリンクやニュースが表示されたり、あるいはドライブ終了後に「今日のドライブルート」が表示され、その中に広告が表示されたり)
・プロダクトプレイスメントの実施(広告モデル・・・例えばmap上で給油できるのはshellのみにするとか、カスタムできるのはジェームス(トヨタ系列のカー用品店)のみにするとか、登場するサーキットは富士スピードウェイとか)
・有料で車購入やガソリン購入が出来る(課金モデル)
・同じ内容のゲームの簡易版をGAZOO METAPOLISにも用意し、子供にもアピールする(二次利用モデル)
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レースというよりはドライブにフォーカスし、現実の地図と連動した道を走る。
今回は俯瞰のmap上を車が走るというイメージですが、ストリートビューを活用しても面白そうですね(別の機会に考えます)。
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・まとめ(初めての方や過去記事を参照したい方はコチラ)
http://d.hatena.ne.jp/toyota_social/20110326
・TOYOTA SOCIAL APP AWARD最優秀賞で東北復興に50万円寄付!