クルマアプリマトリックス(BETA)
最近数回にわたって”アイデア考案に役立つマトリックス”についてお話してきたので、今回は例として既存のクルマアプリをマトリックスでマッピングしてみました。
以前ご紹介したものと同じく、縦軸はリアルとバーチャル、横軸は「快を増やす」と「不快を減らす」としています。
急ごしらえなので、ヌケモレダブリ単純ミスなどあると思います。
今後ブラッシュアップしていくのでツッコミもどしどしください。
さて、マトリックスの中身。
一見して
「GPS連動系」
「レース系」
「車種・メーカー系」
が多いとわかりますね。
そして、GPS系は「リアルで不快を減らす」に多く、レース系や車種・メーカー系は「バーチャルで快を増やす」に偏っています。
毎回言うように、TOYOTA SOCIAL APP AWARD(トヨタ・ソーシャルアプリ・アウォード)では「若者にクルマの楽しさを伝える」アプリを求めていますから、左側の象限に位置するものが参考になるでしょう。
そう考えてマトリックスを眺めると、
「快を増やす」にGPS連動系が少ないな
とか
レース系とGPS連動系を融合できないかな
などの視点が得られます。
特に”GPS連動系が「快を増やす」に少ない”という点は、「そこは血みどろのレッドオーシャンではなく、まだ競合の少ないブルーオーシャンであり、参入しやすい」ということを意味するため、大きなヒントになります。
・・・もともとはそういった「ブルーオーシャン(あるいはスキマ)」を探すためにマトリックスを作ったのですが、紙幅が狭いこともあり、「バーチャルで不快を減らす」以外のハコは競合だらけのレッドオーシャンのような見た目になってしまいました(笑)。
いずれにせよ、マトリックスを使って既存のアプリのマッピングをし、「どこを攻めるか」を考えることは非常に重要です。
アイデア云々ではなく、フツーにクルマアプリを探す時にも是非お役立てください(笑)
※作成に当たっては、特に下記のページを参照しました
入れちゃお!iPhone & Android クルマ・アプリ・カタログ
http://car.watch.impress.co.jp/docs/series/car_app/
マトリックスの考え方には様々な専門書がありますが、
水野俊哉氏の『マトリックス図解思考』がとっつきやすくオススメです。
http://d.hatena.ne.jp/toshii2008/20100709