告白−拝啓、皆様
いや、「実はトヨタの社員でした」とか「実は48歳でした」とかではもちろんないのですが。
一昨日結果が発表されたTOYOTA SOCIAL APP AWARDへの挑戦の過程を記したこのブログも、気づけば開始から四ヶ月以上が経ちました。
「最優秀賞をとる」という目標を果たすことが出来ず大変悔しい思いですが、ゴールド認定をいただいた事で今後のアプリ開発の可能性が見えてきたことに、大きな喜びを感じます。
そもそもこのブログの趣旨は「アウォードで最優秀賞を取ることを目指し、その過程を公開/共有する」というものでしたが、実は個人的にもう一つ大きなテーマがありました。
それは、「アウォードを通してソーシャルアプリ、あるいはSNSについて集中的に学び、ネットビジネス(狭義にはソーシャルマーケティング)の"いま"を知る」ことです。
・・・何を隠そう僕はまったくの"ソーシャル音痴"であったため、facebookの台頭でGoogle以後が語られはじめた現状に、少しでもキャッチアップすることを目指したのです。
具体的には
・facebookはおろか国内の大手SNSすら利用したことがなかった(アプリを調べるために国内SNSにいくつか登録しましたが・・・)
・twitterはいまだに使い方がよくわからない(もちろん@award_challengeがtwitter初体験です)
・ケータイでウェブブラウジングはしない(パケット定額ではない)
・ゲームは大学入学以降ほぼやらない(グランツーリスモ5は感動しましたが・・・)
・したがってソーシャルアプリはツール系であれゲーム系であれ、ほぼ全く活用したことがない("調査"のために始めたキャプテン翼のゲーム@モバゲーに一時期ハマりかけ、ミイラ取りがミイラになりそうでしたが・・・)
・そもそも会社に入った2008年から二年間ほどは部屋にネット回線が通っていなかった(!!)
というアナログ具合(流行りのアニメやアイドルなどもまったくわかりません)。
したがって、最初の頃に3大SNSや既存の人気アプリを取り上げたときの文章は、おおいに化粧を塗りたくって(バックグラウンドの脆弱さを必死に隠そうとして)書いた覚えがあります。
例えるならこのくらい・・・
一方、クルマやアイデア発想に関する文章を書くのは楽しく、「クルマを持たない多くの応募者の方に少しは役に立つだろう」という思いもありました。
自分の車を所有するようになって一年足らずなので、本物のクルマ好きからしたらまだまだヒヨッコでしょうが、"クルマが好きといったら周りから変な目で見られる"世代(マジですか?)の中では稀有な存在でしょう。
クルマ、機械式時計、60〜70年代のUKロック、そして紙の本(読書)・・・僕が好きなものはやはり"アナログ"です。
ちなみに、いわゆるビジネスコンペ、アイデアコンペに参加するのも初めてでした。
学生の頃からこういった取り組みを積極的にしていたらとも思いますが、後の祭りです。
企画で人と競うのは単純におもしろいですからね。
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そんな僕がTOYOTA SOCIAL APP AWARDに挑戦し、しかもブログでその過程を積極的に公開することになった大きな理由としては、映画『ソーシャルネットワーク』を観たりfacebook関連の書籍を読み漁ったことで再燃した「ネットビジネスで何かしたい・・・」という漠然とした飢餓感に加え、大前研一氏や梅田望夫氏、そしてイケダハヤト氏などの著作に触れたことが挙げられます。
・大前氏の「毎年初にその一年間で勉強するテーマを決め、門外漢であったその分野で専門家を凌ぐ本が書けるようになるレベルを目指す」という姿勢
・梅田氏の"ウェブ進化"に対する徹底したオプティミズムや「高速道路理論」("ネットの普及によって学習の効率が上がり、アマチュア最高峰レベルまで到達するのはそれほど難しくなくなっている"とする考え) http://japan.cnet.com/blog/umeda/2004/12/06/entry_post_203/
・イケダ氏が自身で体現しているソーシャルメディアを活用したセルフブランディングと、「ブログを書くことは共有時代のもっとも効果的な価値提供手段」というアドバイス
・・・それらに触発されたことが、アナログでソーシャル度ゼロだった僕がSNSやtwitterのアカウントを取り、ソーシャルの分野について集中的に学び、ブログをコツコツ更新し、必死の思いでアイデアを企画書にまとめあげ、アウォードでなんとか入賞を果たすに至った大きな要因だと思います。
さらには、挑戦の過程でアイデア発想の名著に多く触れたり、カヤックなどの面白い会社を知ったり、多くの"アイデアマン"と呼ばれる人の考え方を学んだり、ネット業界で活躍する人たちの若さに刺激を受けたり、クルマの楽しさを再認識したりできました。
公式応援ページの一件では、図らずもソーシャルマーケティングの難しさや危うさも知ることができましたし(笑)。
もちろん、多くの方にブログを閲覧いただいたり、twitterなどを通して他の応募者の方と交流できたのも新鮮でした(なんせアナログなもので・・・)。
※ブログ執筆に関しては、「インプットをアウトプットに繋げる」という視点が持てる、もっと言えば「アウトプットを前提としてインプットをすることで、情報収集や学習が効率化する」効果があると実感できたため、是非多くの方におススメしたいです。
言い換えれば、ブログ執筆が梅田氏の言う「高速道路理論」を補完するということです。
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TOYOTA SOCIALAPP AWARDの"最優秀賞獲得に挑戦する"(上記の通りのアナログ人間には高すぎるハードルだったかもしれませんが、大前氏のいう「専門家を凌ぐ本を書けるレベル」はもっと高いでしょう)というこのブログの役割は一旦終了してしまいましたが、これからはアイデアをアプリとして具現化するフェーズに移ることになります。
引き続きこのブログ上で"アプリの実現に挑戦する"過程を記していけたらと思いますので、これからもお付き合い下さい。
一昨日の受賞発表会を見てもわかるとおり、あまり詳細な内容は公開できないかもしれませんが、できる限り・・・(いままで僕はオープンにしすぎましたね!)。
また、"ソーシャル"を一つの切り口にネットビジネスの可能性を探ることを、これからも個人的なテーマにしていこうと思います。
・・・本が書けるレベルになるまで!
みなさま、ありがとうございました。
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・まとめ
(過去に公開した僕のアイデアなどはこちら)
http://d.hatena.ne.jp/toyota_social/20110430
・TOYOTA SOCIAL APP AWARD最優秀賞で東北復興に50万円寄付!
・TOYOTA SOCIAL APP AWARDに挑む僕の本棚−参考文献リスト