トヨタハンター―トヨタ車に会いたくて
今日のアプリアイデアは「トヨタハンター」です。
このアプリは一言で言うと「トヨタ車収集ゲーム」@スマホ。
アプリユーザー同士がリアルですれちがうと、双方、あるいはいずれかがトヨタ車オーナーである場合に、その情報が相手のアプリ上に蓄積されていく(できれば車とユーザーを厳格にひもづけたい=実際に車を運転しているアプリユーザーとすれ違ったときにのみ、データをゲットできるようにしたい)。
そうやって数多くのトヨタ車(のデータ)を、あたかもポケモンを集めるかのように収集していくのがこのゲームの趣旨です。
まず想定したユーザーは、5〜6歳の子供たち。
以前就活生向けアプリ「トヨカツ」のアイデアを紹介したときに
トヨタを知る、あるいはクルマ(の楽しさ)を知ることに最も貪欲になってくれる"若者"って誰だろう?と考えたとき、就活生が浮かびました。
と書きましたが、他には誰がいるだろうと考えると、"もっと若者"、あるいは若者予備軍である子供たちが連想されました。
トヨタマーケ喜馬氏の
「車自体は物心つく前の子どもはまったく否定しないし、基本的に男の子なら大好きなんです。でも、後天的に情報を得たり、生活環境が変わったり、子どものころの“わくわく感”に答えられる車種がないことで、離れていってしまう。」
という発言にもあるとおり、子供はクルマのかっこよさやおもしろさを素直に認めてくれます。
例えば、僕が自分の車に乗って信号待ちをしていると、集団下校(下園?)をする園児たちが「あーあのクルマかっこいいー」などとキラキラした笑顔を見せてくれることがたまーにあります。
女友達にはまったく共感してもらえない僕のロマンを、理解してくれる小坊主がいるのです。
そんなとき、もう子供がいても決しておかしくはない年齢である僕は
って感じになります(結婚していても決しておかしくない僕でもあるので、引率する保育士のお姉さんも気になりますが)。
いくらデジタルネイティブ化がすすんでいるとはいえ、5〜6歳でPCやスマホを使いこなすのは無理(教育上もどうかと思う)でしょうから、両親や年上の兄弟と一緒に楽しむイメージです。
「お父さん、今日レクサスのSCをゲットしたぞ!」とスマホの画面を見せられたら、子供にとってはなによりの"おみやげ"になるかもしれません。
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では、「トヨタハンター」をどうやって"アウォードでウケるアプリ"にするか?
ウケるアプリのポイント①〜⑤に当てはめて考えてみると・・・
①(最近いろいろなものから離れつつある)若者をターゲットにし
・幼いうちから車の楽しさを知ってもらい、"クルマから離れない若者"の養成を目指す(笑)
・子供たちだけでなく、10代後半〜30代のアプリ利用も促す(クルマを持っていなくても参加可)
②(可能な限り)後援企業のプラットフォーム上で動く/バッチリハマるかたちで
③人と人がコミュニケーションしながらクルマの楽しさを再発見し
・全○○車のコンプリートを目指せ!というノリで、収集欲を刺激する(もつ楽しさ)
・ゲットしたクルマは、車両情報を載せたり商品ページへのリンクをはる(えらぶ楽しさ)
・年式や色、グレードなど、できるだけクルマの種類を細分化する(えらぶ楽しさ)
・ゲットしたクルマは、アイテムを使うことでカスタムが出来る(カラーや外装など・・・えらぶ楽しさ)
・半径5〜10m以内にあるアプリユーザー&クルマのみを認識できるようにして、車での移動を促す(対向車線の車などはゲットできるものの、地下鉄や電車での移動では車を認識できない仕様・・・走る楽しさ/でかける楽しさ)
・モーターショーや観光地、サーキット周辺などのトヨタ/クルマゆかりの地に特別仕様のレアカーを走らせ(固定でもよい)、アプリユーザーを集客する(でかける楽しさ)
・SNS上の友人とゲットしたクルマを交換できるようにする(つながる楽しさ)
・「このクルマに乗っている(〜を持っている)マイミクは・・・」といったかたちで、友人検索をできるようにする(つながる楽しさ)
・ユーザー同士が集うイベントを開催する(そこに行けば一度にたくさんのトヨタ車とすれちがえる・・・つながる楽しさ/でかける楽しさ)
④リアルでの購買行動につながるような
・自車のアプリへの登録を近所のディーラーでしてもらう(同時に洗車やメンテなどのお得なパッケージを提供)
・実際にトヨタ車を所有している人が有利になるような仕様にする(他のユーザーとすれちがう(ゲットされる)ほど、アイテムを買えるポイントが貯まったり)
↑理想は子供が「お父さんクルマ買うならトヨタにしてー」とねだるレベル
⑤ビジネスモデルを兼ね備えた
・上記のような特別車の用意によって、特定のスポットへ集客する(広告モデル/マッチングモデル)
・上記のようにゲットした車の情報欄に外部HPへのリンクを張る(広告モデル)
・トヨタのディーラーイベントと連動させる(マッチングモデル)
・有料でアイテムが買える(課金モデル)
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集めたクルマでバトルが出来ても良いかもしれませんね。
・スポーツカーは攻撃力
・SUVは防御力
・ハイブリッドはエコポイント(家電か!)
が高いとか、高性能or高価格=強いではなく、あくまでじゃんけんのようなシステムで。
負けたらそのクルマをとられちゃったり・・・お父さんがゲットしてくれたレクサスSCなのに。
ただ、あくまでねらいは「リアルでトヨタ車を探し、すれちがって、喜んでもらう」こと。
カラーバス効果(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1131717531)と同じで、ユーザーが町を歩くときにトヨタ車を常に意識してくれるようになれば、トヨタ車に対する情報感度や潜在的な好感度も上がる。
無意識でトヨタに吸い寄せられる(笑)。
いずれにせよ、みんながトヨタ車とすれちがって喜んでくれるなんて、トヨタとしてはこんな嬉しいことはないです。
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・まとめ(初めての方や過去記事を参照したい方はコチラ)
http://d.hatena.ne.jp/toyota_social/20110409/1302331445
・TOYOTA SOCIAL APP AWARD最優秀賞で東北復興に50万円寄付!
・TOYOTA SOCIAL APP AWARDに挑む僕の本棚−参考文献リスト