『アイデアのヒント』がすごい
本棚を更新しました。
http://booklog.jp/users/toyotasocial
最上段に『アイデアのヒント』が躍り出ていますが、たぶんあと一カ月弱の間にこれを越える本は見つけられないと思います。
以前紹介した『アイデアのつくり方』(http://d.hatena.ne.jp/toyota_social/20110417/1303032919)と同様、アイデア本の決定版。
『アイデアのヒント』自体が『アイデアのつくり方』を下敷きにしていることもあって、権威や正当性は前者にあるといえますが、1冊しかアイデア本をオススメできないとしたら、僕はこの『アイデアのヒント』のほうを推します(もちろん本棚上に挙げた他のアイデア本もすべて一読の価値ありですが)。
未読の方には、とにかく読んでほしい1冊。
きっと、「もっと早く出会っていれば」と思うはず。
参考までに、カヤック柳澤氏による本書のレビューを引用しておきます(リンク先には柳澤氏による他のアイデア本のレビューも掲載されています)。
http://idea.kayac.com/review/detail/id/5
広告業界でクリエイティブにたずさわる人は読んだ方がいい本
アイデアというのは既存の知識の組み合わせに過ぎない
ということは、ジェームスヤングの本にもでてきますが、この著者もこれを大切にしている。
アイデアとは、特別な人が出すものではないということをきっと理解できるし。
読み終わったらやっぱりアイデアマンになりたいと思わせてくれます。
以下自分メモ
1:楽しんでアイデアを出す
広告代理店を率いるオグルビーもこういってる「作る側がちっとも楽しんでいないときに
いい広告が生まれることはまずない」
2:アイデアを手に入れる人はアイデアが存在することが「わかって」おり、そうしたアイデア
を自分が見つけられることを「わかって」いる。アイデアが浮かばない人はアイデアが存在することを「わかって」おらず、自分がアイデアを見つけられることが「わかって」いない。
それだけです。
3:数を出す
生徒にこう課題をあたえる。一晩でスイスアーミーナイフの屋外広告を1つつくってこい。
そうすると中には必ず何時間も考えたけど、結局何も思いつかなかったというヒトが数人はでてくる。
でも、「スイスアーミーナイフについて最低10種類の広告をつくれ」という課題にしたとする。
で一晩の猶予は与えず、昼休みの間につくれという。
そうすると全員が少なくとも10種類のアイデアを出す。
問題を与えられたとき人は、唯一の正解を探そうとする。そういう風に教育受けてきたからだ。
で、正解を見つけられないと降参してしまう。
でもほとんどの問題はこれとは違う、たくさん回答があるのが普通なのだ、つまり答えが
たくさんあると最初からわかっていれば答えを見つけることができる。
4:すぐれた創造力とは思いのままに子供に戻る能力のことだ
子供時代の好奇心いっぱいの心にもう1度戻れたら、あなたもアイデアの宝庫がもてる。
クリエイティブなのはあなたの中の子供の部分であって、大人の部分ではない。
5:アイデアはデリケートなものなのだ、アイデアは冷笑やあくび1つでつぶされる
皮肉の一つきで息絶えたり、右隣の人がまゆをひそめるだけで心朗のあまり御臨終になる。
これが多くの人にアイデアが浮かばない理由だ。
6:
クライアントのプレゼンを終えて「くそ」「すごい名案だったのにボツにしやがって」
するとこう答えるのだ
「いいじゃないか!これでもっといい作品が作れるんだから」
7:
自由が多すぎると混乱する。予算がきめられ、時間がきめられ、テーマがきまっていると必ずいい作品ができる。すなわち「アイデアがわたしのところにやってくるのであって、わたしが無からアイデアを生みだすのではない。アイデアは制約がある白昼夢、方向性の定まった夢想のなかから生まれてくる」
「狭い部屋は心を引き締める。広い部屋は心を混乱させる」(byだびんち)
8:
すべての問題の答えは前もって存在している、私たちに求められているのは正しい問いかけを
なげて、その答えを明らかにすることだ。
9:
ある考えで頭がいっぱいになっているとどちらを向いてもそれが見える。
その匂いさえかげそうなほどだ。
問題に意識を集中させよう。頭をいっぱいにしよう。どこまでもどこまでも質問し
できるかぎり探究しよう。・
10:
たくさんやるだけたくさんのことがやれる
少ししかやらないと少ししかできない。
これが真実た。
それはあなたもわかってるはずだ。
アイデアはアイデアをうむ。
どちらにしろ何かを考えずにはおられないのだ。どうせならほかのアイデアとか問題とか
プロジェクトを考えてみようじゃないか。
以上
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